--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012-01-14(Sat)

東方海神殿~早苗の小旅行 4~

六三斎の語った内容はこうであった。彼と、早苗の伯父…すなわち東雲重悟とは大学の同じサークル「郷土研究会」のメンバーであったと。彼は続けた。
「重悟と俺は、なんだか妙に気があってな…。でも、唯一の違いは自分の家に対する思い入れだった。重悟の方は、自分が神職の出であることを誇りに思っていた。
たいして俺は、自分が刀鍛冶の出なんてことはさらっさら、なんとも思っていなかった。
そんな重悟には、すこしばかり年の離れた、【早江】という名の妹がいて、時々、重悟は妹の名前を口にしていた。
俺は、重悟に、このシスコンめ!と、茶化すといつも決まってこう反論した。
「俺にはどうしても気に入らない奴がいる…しかも、そいつが妹のことをスキらしくまた、妹もまた、困ったことに、奴のことがスキなようだ…それを気にかけて何が悪い!」と。
その気に入らない奴というのが、重悟の同い年の幼馴染み【東風谷善彦】…だった。
…互いにスキなら、いいじゃないか?といった俺に対して、重悟は…
「善彦は、何をやっても優秀で、おまけに、容姿端麗。
さらに気立ても良くて、誰からも好かれている。俺は、そこが心底、気に入らない…。
そんな【完璧】という文字を背負って歩いているような男は、絶対に妹を不幸にする!!!」
…でもな。結局、二人は当然のように結ばれた。
そして、最高の。絵に描いたように素晴らしい夫婦が生まれた。…それが、貴女の「両親」だ。」
「私の…両親…」
六三斎は続けた。
「俺が、東風谷と聞いたときに、重悟の姪っ子と言ったのにはこんな訳があったからなのだ。
いきなり変なことを聞いて悪かった…。」
重悟は、早苗に頭を下げた。そして、直ぐに上げると話しを続けた。
「重悟も、二人が結婚するときになって遂に、観念したらしい。」
…もっとも、俺が思うに、重悟のやつは善彦さんにたいして劣等感を持っていたのだろう。
なぜなら、善彦も重悟と同じく神職だったからな。無用なプライドが邪魔したんだろうな。
素直に祝福してやればよかったのに。」
しかし…。そう言って、六三斎はどこかバツが悪そうに頭を掻いた。
「…ここまで、話してなんなのだが…俺は、その「善彦」さんと「早江」さんの
二人にちゃんとあったことはないんだ。結婚式の時に参加しただけで…。スマン…。」
六三斎はそう言って、早苗に再び頭を下げた。
「いいえ。私は、伯父のことも本当に知らなかったですから…。」
早苗は首を横に振った。それを見た六三斎は頭を上げた。
「ところでさあ。六さん。なんで、その早苗の伯父さんは郷土研究会に?
入っていた六さんを前にしていうのも何だけど…そんな地味なサークルに?」
愛が素朴な疑問をぶつけてきた。
「これは俺の勘だが…善彦さんを、知識の面で回るために、郷土の歴史と郷土に伝わる伝説・伝承。それらを研究し。実際の現場に行きする疑似体験するために、郷土研究会に入ったと思う。あとは…自分の神社の生き残り術とか…だな。」
とにかく、重悟は研究会に心血を注いでいた感はあった。
特に…「幻想入り」というのを特に調べていたな。」
「幻想入り?」
「詳しくは知らないが…。ただ、この世界とは別の世界が存在するという話…
だった記憶している。」
「この世とか。あの世?地獄とか天国とか…?」
愛がそう聞いた。
「いや、そういうものをひっくるめて…そのというのは、世界は存在している…という話らしい。
しかもそれは、この世界から行くことができるらしい。簡単にいけるとは思えないが…。
まあ所謂、桃源郷とかユートピア、シャングリラ、エルドラド…その手の「理想郷」の入るための手段それが、「幻想入り」だと。もっとも…こえも曖昧な記憶だが…。」
「…神隠し…?」
早苗がそう呟いた。
「それとは…違うのですか?あれも別の世界に行くという話でしたが…」
「いや。神隠しについては、また別の話だろう。あれは、何かのしらのものにより引き起こされる受動的ものだが、「幻想入り」は、「理想郷」に行くという目的で、自発的だからな。」
「つまり、自分から望んでいくと…その理想郷に。」
「まあ。そういうことになるんだろうな。」
六三斎はそう言うと、お茶を飲んだ。
「ふ~ん。何にせよ、世の中まだまだわからない事だらけだな~。」
と愛が言った。そこで、話は一区切りしたのか、皆が各々のお茶を飲み、菓子を摘んだ。
そして、しばしの間他愛もない話しを続けた。
スポンサーサイト

comment form

管理者にだけメッセージを送る

comment

No title

いっそのこと、ブログではなくホームページにしたほうが、いいかもしれませんね。

モアモア!!!帰ってきた乙女たち!!!

祝!!!ファンディスク!!!彼女たちが帰ってきた!!! また会える…より強く、より美しく!!!
『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です!

ワルキューレ・ロマンツェ~少女騎士物語~熱烈応援中!!!

焦がれ彷徨うさすらいの騎士(少女)たちに…この恋を
『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です!

祝!アニメ化!日本よコレが、ワルロマだ!!!

ジョストは遂に、メディアの世界へ…恋はこの槍に誓って…

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Ricotta 様
新たなる騎士(少女)
再び…恋の炎と勝負の氷がよみがえる!!!
『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です!
四人の騎士(乙女)
愛せよ恋せよ…騎士(乙女)たち
『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です!
プロフィール
見た目より10歳は年上に見られる変人いや、それ以上に変態…「意思なき所に道は無し」が座右の銘のガンダマーであり ただのバカ

るどまん(るどら)

Author:るどまん(るどら)
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
ロックなメイドカウンター
最近のコメント
悪代官(バナーその一)
時代劇の双璧をなす重要人物…わしがいなければ正義の味方は失業してしまう…
炭水化物
好きな四文字熟語は炭水化物!…中華麺は逆輸入!
もう一つの未来
この管理人が主に同人活動を行っているHPになります
月下白虹
ラケシス氏のブログ
我が師…ラケシス氏が(等ブログではR氏といわせていただいております)がブログを始められました。気になった方は…GO!!
その日の○○○
上海アリス幻樂団
東方…美しき弾幕は幻想への案内…さあ…ふれてみよう!いざゆかん!幻想なるかの地へ…
上海アリス弦樂団
博麗ちゃんの賽銭箱
教えて慧音先生!!!
今日の授業…始めます
グーバーウォーク
リンク…それは「ゼルダの伝説」の主人公
このブログをリンクしてくれるというありがたい人を募集です。 相互リンク受け付けています。メールください。
カレンダー…今日はいつかな?
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
小さな天気予報…こころはいつも日本晴れ
ああ!載っていない!!

-天気予報コム- -FC2-
激震の三連バナー
『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ More & More』応援中です!
激烈怒涛の四連バナー
迷ったら…そう全てだね
『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です! 『ワルキューレロマンツェ』応援中です!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。