本日は、言わずと知れた終戦記念日…なのですが、悲しいかな「お盆」と答える人間が相次いでいます。情けなし日本国民よ…と一概には言えません。私も子供のころは今日は何の日といわれてもあまりぴんときませんでしたが…もっともかなり早い段階で終戦とか戦争研究に目覚めたものです。
普通の0学生ではありませんでしたね。NHKの深夜放送の特別番組を録画してまで見ていたことを昨日のように思い出します。
いずれにしても、戦争を知らないわれわれにとっては少しでも知ろうとする姿勢が必要なのではと思う次第です。
では、本日の記事を。
<終戦記念日>64回目 子が孫がひ孫が 平和いつまでも
2009年8月15日(土)18:00
64回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下や閣僚、政党代表、遺族代表ら約6000人が参列。首相として初めて出席する麻生太郎首相は、歴代首相と同様にアジア諸国への加害行為に対し反省と哀悼の意を示すとともに「国際平和を誠実に希求する国家として、世界から高い信頼を得られるよう全力を尽くす」と恒久平和を誓った。(6面に「天皇陛下おことば」と麻生首相式辞、社会面に関連記事)
式典では国歌斉唱と首相式辞の後、正午から参列者全員が1分間の黙とう。続いて天皇陛下が「戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と、おことばを述べた。
江田五月参院議長は追悼の辞で、オバマ米大統領の核廃絶発言について「世界が新しい扉を開こうとする機会」と評価し、先の国会で衆参両院が核廃絶の決議を全会一致で採択したことに触れ「今こそ恒久平和の理想に歩みを進めるよう、世界に働き掛けることを決意する」と表明した。
また、ニューギニア島の戦闘で父を亡くした遺族代表の大坪徳広さん(66)=佐賀県小城市=は「悲しい歴史を絶対繰り返さないことを改めて誓う」と述べた。
日中戦争と第二次大戦の日本の戦没者は、軍人・軍属と民間合わせて約310万人。参列した遺族約4800人のうち3分の2以上を子と孫が占め、子の世代も約4割が70歳を超えた。
第二次大戦の記憶が遠ざかる中、核廃絶など平和への希求や、国立の追悼施設建設など戦没者追悼の在り方を巡る議論は、今も続いている。【清水健二】
…簡単に平和といっていますがそれが簡単に崩れることもあるということを十重に承知しないといけません。些細な理由で内戦状態に陥ったり、民族対立など根の深い問題もあります。
一つ間違えば我が国とてそのような状態に陥らないとは限りません。
まあ、でも国としてまとまっているという形になるのは全体的には難しかったことなのです。
今の世界は良くも悪くも西洋の文化や産業革命以後の価値観が広がっているので国としてまとまりやすくなった体質はあると思います。
いずれにしても、戦争という選択肢を間違ったとはまでは私は言うことはできませんが、平和であり続けるための努力を怠ってはいけませんね。
それが、終戦記念日から学ぶということではないでしょうかね。
では、本日の名台詞。
「…おとなの都合で殺されてたまるか」 シーブック・アノー
解説:
本日の名台詞は、ガンダムF91より、主人公のシーブックがアーサーを失った際に思わずはき捨てた台詞が本日の名台詞です。当事者でないものからすれば巻き込まれる市民というのはたまったものではありません。しかし、第二次大戦中をはじめ、今なお市民を巻き込むのが戦争の正しい形と思われているのかも知れません。
さて、この後ジーブックは運命のいたずらからガンダムF91にのり、そしてゆくゆくは地球を守るために木星帝国とたたかったりとします。しかし、その理由の一つに自分の恋人の力になると決めたというものがあります。これこそが、戦う姿勢で一番大切かもしれません。大義なくして戦争なしとはいいますが、胸に秘めた思いがあるからこそ人は戦うことができるのではないでしょうか。
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